ー乳がん闘病記ー

その7
転移後(ハーセプチン&ホルモン治療)



2007年2月5〜6日   プチ入院(ハーセプチン初回)
ハーセプチン投与、心電図、心エコー、採血、診察。

いよいよハーセプチンの投与が始まった。
初回は心臓への副作用が懸念されるとのことで入院。
タキソール以来の一泊二日プチ入院となった。

ちょうどダンナが休みを取れたので
行き帰りは車で楽チン。
でも行きは月曜日の朝ってことで結構渋滞・・
家から1時間半ほどかかって病院に到着。

受付を済ますと早速病棟へ。
この病院に入院するのは初めてだからちょっとドキドキ・・
入院中手首につけておくというリストバンドをまかれる。
防水の紙で出来たバーコード付のもの。
ここに患者の(私の)情報が入っていて
検査に行くたびに「ピッ」とバーコードを読み取っていた。
便利だし、患者の管理のために必要なんだろうけど
ちょっと犬の首輪みたいでやだなぁ〜とか思った・・

部屋に入り看護師さんが今後の予定を教えてくれていると
若い医者がやってきて
「K先生の下についているものです。一番下っ端です。」と自己紹介。
自分で下っ端って・・(笑)
ちょっと頼りなげで心配だけど、まあ任せるしかない。

早速、点滴用の血管を確保したいというので
「先にパジャマに着替えた方がいいですよね?」と聞くと
「いや、そのままで大丈夫ですよ」と言うので
そのまますぐ横になり、洋服の腕をまくって血管を見てもらう。
案の定、細くて入りづらいのがわかってちょっと困ってる・・^^;
心の中で「ちゃんとやれよ〜若者〜」と思う(笑)

一回針を刺して見たもののうまく入らず、再度挑戦!
なんとか入るが、さらに右腕から採血。

ちなみに採血した右腕はいいけど、左腕は2箇所ともエライ内出血して
一週間たってもまだすごい状態・・
今後毎週なのに大丈夫なのかなぁ・・・不安になってきたよ・・


無事血管は確保したものの、言わんこっちゃない・・・
これじゃ一人で洋服脱げないよ・・針がひっかりそうでコワイじゃん。
だから先にパジャマに着替えた方がよかったのになぁ・・・
まあ看護師さんの助けを借りてなんとか着替え終了。

病棟内を案内してもらいホッと一息。
が、すぐに生理検査室から呼ばれ、心電図を取りに行く。
これは痛くもかゆくもないから全然OK!

まもなく昼食の時間となり、ベッドに運ばれてきた食事をとる。
完食!(爆)





昼食後はいよいよ点滴。
針を刺したとこが内出血してることを看護師さんが気にしてくれるが
点滴は問題なく、確実にグングン落ちていく。
落ちていくハーセプチンの液体を眺めながら
「お願い!効きますように!効いてくれ〜効け〜〜〜!!!!!」
と心の中で叫ぶ。

1時間半ほどで無事終了。
特に気分が悪くなったりもせず、元気元気!
病室内メールOKだってんで、あちこちに
「今終わったよ〜」メールしてみたりして(笑)

その後再び生理検査室に呼ばれ心エコーを撮る。
なんか順番逆じゃない?とか思ったけど
「お若いから大丈夫でしょう」と言われ気分↑↑(爆)

その後は、なんにもすることがなくて暇だから
テレビをボケーっと見て過ごす。
あっという間に夕食。
  今回もほぼ完食!!
ちょうど食べてるとこへK先生が来て
「この分なら発熱もなさそうだね」
(相変わらず元気な患者だ・・・という眼差し・・笑)


食べ終わって歯を磨き顔を洗って寝る準備。
ほどなくうとうととする・・・
しばらく寝ては起き、起きては寝るを繰り返す。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
夜中熱さで目が覚めた!
トイレに行くが、なんか体の節々が痛い・・・
あら、熱かしら?と思って体温計で計ると・・・
なんと、38度3分!!!
すぐに看護師さんを呼び、
氷まくらとアイスノンで冷やして様子を見ることに。
これが効果てきめんで、
しばらくするとスッと眠りに入れた。

朝目が覚めて熱を計ると37度5分まで下がってる・・ホッ
朝食はさすがにちょっと残したが、まあまあ食べれた。

食べてるとまたK先生がやってきて
「どう?なんともなかった??」って聞くから
「いや〜それが夜中に熱出ましたよ」って言ったら
「え〜?出たの〜?」って・・(笑)
想定内の副作用のはずなのに、私のことどんだけ頑丈だと思ってんだ(爆)

「まあ大丈夫でしょ、採血の結果見てだけど退院できると思うよ」とのこと。

てか、退院できなきゃ困ります! 明日は仕事したいし・・・

ついでに(?)今後の治療計画の確認をして
来週は火曜日になるから(月曜日が祝日)朝一でやってもらうことにした。
さっさと済ませて帰宅して午後はレッスンしないとね。

朝食後はまたうつらうつらして
11時頃にはだいぶスッキリしてきて
帰り支度を始める。

12時過ぎにダンナが迎えに来て
会計が出来次第退院OKが出る。

会計用紙を見て・・・はぁ・・・高い・・・げんなり・・・

ま、しょうがないね。
効いてくれりゃ〜いいよ。高くても。
来週から頑張って通院するぞ〜!



2007年2月13日   ハーセプチン2回目(外来1回目)
ハーセプチン投与、採血、診察。

先週の入院に引き続き今日からは外来での点滴が始まった。
基本的には月曜日の午後に点滴予定なのだけど
昨日は祝日だったため、今日になった。
火曜日は午後レッスンをしたいので
朝一の予約で8:30から診察→9:00から点滴というスケジュールにしてもらった。

朝の通勤ラッシュを避けるため
7:00前に家を出て、途中駅からの始発電車を狙う。
朝早いのはツライが、ラッシュにもまれることを思えばね。。

時間通りに病院に着き、すぐ診察。
特に変わりはないので早速処置室へ。
初めに自動測定器で血圧を測る。

血管の確保は今日はK先生がやってくれたので一発OK!
先週の痕が痛痛しいなぁ〜・・と先生がつぶやく^^;

そのまま採血をして、
看護師さんに案内され、化学療法治療室へ。

全部で12床あるその部屋はなかなかに快適な空間。
普通のベッドではなく、リクライニングチェアが設置されている。
点滴に繋がれる時って、寝てると腕が動かしづらいことがあるから
リクライニングチェアはいいと思った!
液晶テレビもついてるし、
リクライニングの角度はあれこれ自分の好みに調節可能。
飲み物も持ち込み可なので
来週からは好きなものを持って来よう。

今日は家にいるときのように
「はなまるマーケット」などをボーっとみて過ごす。
はなまるカフェのゲスト関根さんの写真に黒ぽん写ってて
ゴスの話題が出て思わず、「おぉ」なんて声出しちゃった(爆)

約一時間半何の問題もなく点滴は終了し
バカ高い治療費を払ったら速攻帰宅の途に着く。

朝早かったのでお腹空いちゃったよ・・(笑)
電車に乗る前にコンビニでチョコを買う。

こんな感じなら来週からも気楽に通えそう。
あとは薬が効いて、影が消えることを祈るのみ。。



2007年3月5日   ハーセプチン5回目
ハーセプチン投与、診察。

毎週の通院にもだいぶ慣れてきた。
今日は通常の月曜日なので、午後一番の予約。
前々回のときは、予約が詰まっていたのか
だいぶ待たされて、13時から点滴の予定が14時近くに始まったけども
今回はそんなこともなく、科療室に行くとすぐに点滴開始。
おかげで15時にはすべて終了〜。

それにしても、点滴前の検温で37度あったのはなぜだろう・・?
風邪かなぁ・・??
熱があるような自覚症状があまりなかったので
「え?熱がある??」って自分でビックリしてしまった(笑)


点滴といえば、最初に使っていた針が体に合わなかったようで
赤く腫れて痒みがひどかったのだけど
前回より針を変えたら腫れも痒みもなくいい感じ。
ただ、針を押さえておくテープというか、絆創膏みたいなやつね、
あれを貼った痕が必ず肌荒れっぽくがさついてしまう。
そのくらいガマンしないと、と思うけど
毎週やってたら肌が回復するヒマがないしちょっとね・・・

あ。一番大事なこと。
腫瘍マーカーがちょっとずつだけど確実に下がってきてるみたい。
\(^ ^)/ バンザーイ



2007年3月12日   ハーセプチン6回目&骨シンチ
骨シンチ、ハーセプチン投与、採血、診察。

今日は骨の検査があったので
朝10:00ちょい前に病院着。
検査前のお薬注射の予約が10:30からだったのだが
珍しく時間前に呼ばれる。

以前この薬がなかなか入らず苦労したのだが
今回は右手が使えたのであっさり針が入り短時間で終了〜

次は診察で、これが予約が12:30だったので
ずいぶん時間が空いてしまう、、どうしよう、、、
と思ったけど、何もすることもないし
とりあえず地下の喫茶室に入り
コーヒーを飲みながら読書で時間をつぶす。

11:30くらいにランチのオムライスセットを頼んで
12:00に喫茶室を出て外科外来へ。
するとこちらも時間より前に、すぐに呼ばれる。

「変わりない?」との先生の言葉に
「んー。右肘がかなり痛むんですが・・」と伝えるが
今日の骨シンチの結果見てからだね、ってことで
とりあえずはいつも通りハーセプチンの投与へ。

血管確保は、今日はちょっと痛かった・・
先生も「ちょっといまいちだ・・」って(笑)
そのまま採血も済ませ、科療室へ。

これまたすぐに薬が来て
予定の13:00より前に点滴開始!
朝が早かったせいか、眠くて眠くて・・・
音楽を聴いたりする間もなく熟睡・・
点滴終了のブザーで目が覚めたくらい良く寝た〜(笑)

寝起きのためちょっとふらふらしながら
骨シンチため核医学検査室へ。
15:00開始予定が・・・
これまた15分ほど早く呼ばれる。

今日は何もかにも早めに進んでいくな〜
なんて思いながら検査台に乗る。

以前の病院では40〜45分くらいかかっていたと思うのだが
20〜25分で済むとの説明を受ける。
検査方法が進歩したのか
機械が新しくなったのか
この病院のが前の病院より最新機器を導入してるのか
よくわからないけれど
ともかく、早く検査時間が短いのは嬉しい。

途中ちょっと咳き込んでしまい、
じっとしてなくちゃいけないのに〜とあせるが
検査技師さんが「大丈夫ですよ、今お腹のへんを撮影してますから」
ホッとする・・・
その後は再び眠くなり、、、寝た、、(笑)

帰りは車でお迎えに来てもらう予定だったのだが
予定時間よりだいぶ早く終わってしまい
清算後も待合にて読書しつつお迎えを待つ。

眠い、ものすごい眠い、、、
もうちょっと遅かったら待合のソファで寝てたかも、、
というとこでお迎えが来てようやく帰路に着く。

たいしたことやってないけど
朝から一日病院というのはやはり疲れるな。

あまり「疲れた」ってことのない私だけど
今日は帰りの車の中でも「疲れた」を連発!
「外でなんか食べて帰るか?」のお誘いにも
あまりに疲れてパスしたくらい・・・
とりあえず家に帰りたかった・・・

来週はMRIもあるので2日連続病院だ・・・
時間的には短いと思うが、疲れそうだなぁ。




2007年3月20日   MRI
MRI

昨日診察と点滴は済ませたので今日はMRIのみ。
ホントは今日か昨日まとめてやってほしかったけど
予約がいっぱいで2日連続の通院となった。

MRIは生まれて初めてでかなりドキドキした。
受付を済ませ待っているとじきに番号が呼ばれる。
金属など身につけていないか確認の上
荷物はロッカーに預けて手ぶらで待合に。

待合でまたしばらく待たされるが、
手ぶらなのでやることがなくヒマだぁ・・・

初めてで勝手がわからないと余計待つのがツライのだよねぇ。。

で、その間に何度も何度も、
金属を身につけてないか、確認をうけて
なおのこと緊張・・・(゜゜;)
しかもこれから入る扉に色々注意書きあるし。

とはいえ、
今日は頭部のみの検査なので
下着なんかは気にしなくてもいいとのこと。

ようやく名前を呼ばれて検査台へ。
まずはそのまま横になり
頭が動かないようにあごなどを固定されていざ検査!

別にどうってことない気もするけど
やっぱり時間が長く感じる・・・
じっとしてるのも結構しんどいもの。

一旦撮影を止め、造影剤を入れてから再度撮影開始。
造影剤も右手が使えるようになってからスッと入るので本当に楽だ。

さっきと同じくらいの時間で検査は終了。
お忘れ物のないように〜と言われて
ロッカーから荷物を出す。

今日は診察もないからこれで終わり。
さてさて、結果はいかに・・・



2007年4月9日   ハーセプチン10回目
診察、採血、ハーセプチン投与

ハーセプチンも今日でもう10回目。
毎週だからなんかあっという間だ。
こんなことに慣れたくはないが
もうすっかり慣れてしまい、
病院の雰囲気もわかったし
顔見知りの看護婦さんもできたし
あとは少しでもいい方向に向かえばいいな〜

だが。
慣れてない人もいるようで(笑)
今日採血をしてくれた看護師さんは
病棟から外来に移って来たとかで
まだ勝手がわからない様子。
外来はなんかバタバタいつも忙しそうで雑然とした雰囲気なんだけど
彼女だけどうもおっとりした雰囲気。ようはまだ慣れてないのね(笑)

先生が血管を確保してくれて
(これも毎週だから左手あちこち穴だらけですけど・・^^;)
いつもそのまま採血しちゃうんだけど
先生が「あとお願いね」って言った途端
その看護師さんが「え?私がやるんですか?」・・・・・

おーい・・・と心の中で思ったのは言うまでもない。
ここやブログで何回も書いてるけど
患者を不安にさせるような物言いはやめた方がいいのではないか?
できないのに、できると言われても困るんだけど
明らかにおびえた感じで「え?私が?」って言われると
こっちもかなり不安なんですけど・・

とはいえ、やらなきゃ話にならないし
別にもう針は刺さってるからそこから血抜けばいいだけでしょ?
普通の採血用でなく、点滴用の針で太いからそこから抜くのが大変だと思ったみたいで
「ゆっくりやりますので、すみません」と。
ゆっくりでもちゃんとやってくれればいいのだけど
本当にかなり苦労していて、途中で先生が「大丈夫?」って見に来たくらい時間がかかった^^;

とりあえず採血を終えた後はいつものように科療室へ。
午後の予約のわりにはあまり混んでもいなくて
わりとすんなり点滴は終わった。



2007年4月23日   ハーセプチン12回目
診察、採血、ハーセプチン投与

前回の採血結果、若干腫瘍マーカーが上がってしまったので
今日もまた採血をすることになった。

が。
今日もまた採血でハプニング(笑)
ハプニングっていうかね。
私もまた風邪ひいたみたいでちょっとかなりボーっとしてたのね。
で。看護師さんの様子をあまりよく見ていなかった。

先生が血管を確保して・・・その後・・どうしたっけ?
みたいな。。^^;

科療室が異様に混んでいて
空くのを待っている間、あれこれ思い起こすと・・
なんか採血しなかった気がする・・(爆)

で。点滴の前に科療室詰めの看護師さんに
「あの〜。今日採血あるはずだったんですが、なんかしなかった気がするんです」と言ってみた。
それ自体かなりばかげた言い草のような気もするけど
看護師さんは「すぐに確認してみます」と言って外科外来へ連絡してくれ
さらに別の看護師さんは「ごめんなさいね〜」とあやまってくれちゃって。

結果は、やっぱり採血してなくて、点滴前だったので刺してる針からできてよかった。
まあ、ちゃんとしなかった看護師さんに非はあるんだけど
患者もきちんとしてないといけないという見本のような出来事だったな。
科療室の看護師さんが何度もあやまるので逆に申し訳ない気持ちになってしまったけどね。

点滴は問題なく済み、来週レントゲンもとってみて
今日の採血と合わせて、再度診断が下される。



2007年5月1日   ハーセプチン13回目&胸部レントゲン
胸部レントゲン、診察、ハーセプチン投与

いやぁ。医療は日進月歩だね。
今月からレントゲン撮ったらフィルムを持ってウロウロすることなく
パソコンでダイレクトに担当医の元へ画像が送られることに。
そんなの前からだよ、という病院もあるかもだけどね。

てなわけで、診断も早い!
レントゲン撮り終わってわりとすぐに診察室に呼ばれ
先生から診断が下された。

結果。

「1月と変わってないね」

悪くはなってないけど、良くもなってない・・^^;
ホント、自分で見て比べてみても、同じとこに同じような影があったよ。

でも、先週の採血結果は腫瘍マーカーがまた下がっていることがわかり
ホッと胸をなでおろした。

てことで、今の治療(ハーセプチン+ホルモン療法)を続けることに。

点滴は、なんか針の後が痛くて
それに付随して(?)
ひじのあたりとか、とにかく左腕全体がだるくしびれてる感じがして
それを気にしてたらなんとなく疲れた・・・
別にちゃんと点滴できてたからいいんだけど。

今日は点滴は今までで一番遅い15:00〜の予約だったけど
来週は連休明けで混むのでさらに遅く16:00〜だって〜。
別にいいけど、、帰りがラッシュとぶつかりそうでやだな。。



2007年6月11日   ハーセプチン19回目
診察、ゾラデックス皮下注射、採血、ハーセプチン投与、薬(アリミデックス)処方

今日は診察室入るとすぐ、先生から先週の採血結果を告げられた。
腫瘍マーカー(CA15-3)がまた上がっているという。
2月末のレベル「42」まで上がってしまったので
今日も再び採血をしてその結果いかんで今後の治療法の見直しが考えられるとのこと。
先生の考えでは、ホルモン治療を一旦やめて
経口抗がん剤ゼローダの投与を始めようかと。
ゼローダは脱毛はなさそうだけど、吐き気があるかもしれないし、
手足のかゆみと発赤とかの副作用があるらしい。。
レッスンに支障をきたさなきゃいいが・・・
まあとりあえずは採血の結果待ち。

ところで、今日の採血だけど
今日は確保した血管からはどうしても適量の血液が採取できず
右腕に新たに針を刺しての採血になってしまった。
看護師さんが頑張ってくれたけど、ちょぴっとしか血が出てこなくて
それ見てたら若干気分が悪くなった・・(-_-;)

さらに今日はゾラデックスの皮下注射があったけど、かなり痛かったなぁ・・・
前々回のように内出血しちゃうかもな・・・
まあ誰に見せるわけでもないからいいけど・・(いいのか?)

ハーセプチンはいつもどおりだけど
どうにも最近は点滴中に腕がだるい・・・
問題はない、と言われるけど、肘から下がひきつれるような感じがするのよね。
なんかポンプ使ってるから血管が押される感じなんじゃないか、と看護師さんは言っていた。

あ〜。
なんだかね。
別に自覚症状は何もないので
いつもどおりウソみたく元気なんだけど
それは変わらないけど
でも。
なんとなく気分が沈んだ。。。



2007年6月25日   ハーセプチン21回目&胸部レントゲン
胸部レントゲン、診察、採血、ハーセプチン投与

最近毎週採血をしているけど
腫瘍マーカー(CA15-3)の結果が上がったり下がったりなので
念のため今日はレントゲンを撮った。

結果は・・・特に変わらず・・・^^;
悪くなってないのはいいけど
影が薄くなるとかさぁ〜消えちゃうとかさぁ〜
毎回期待してるんだけどね・・

さらに先週の採血結果もまたマーカーが上がってて「44」に。
でもゼローダは飲みたくない・・・
手足のしびれがあるらしいから、
絶対レッスンに支障が出そうなんだもん。。
レッスンできなくなったら生きてる意味がないもんなぁ。。
まさにQOLの問題。

とりあえずもう少し様子を見ようということになり診察は終了。

今日の採血は問題なくグングン血が採れた!(笑)

それより、最近血圧が高めなんだよね。。
ハーセプチン始めてからは、前後に必ず血圧を測るんだけど
5月までは上が120台、下が80台くらいだったのに
6月に入ってからずっと上が140台、下が90台になってる。
なんでかなぁ。。。

特に思い当たるふしはなく、 先生に聞いても治療上に問題はないって言うし・・・

まあこれも様子見?


2007年7月9日   ハーセプチン23回目(&歯科)
歯科受診(レントゲン有)、診察、ゾラデックス皮下注射、採血、ハーセプチン投与、アリミデックス処方

先月近所の歯医者で治療してもらったはずの左奥歯が痛む・・・
近所で他の医者にかかるのは気が進まないので
(乳がんのこと話すのが面倒くさいし、誰が聞いてるかわからない)
乳腺外科と同じ病院で診てもらうことにした。

科が違うので初診になるということで
朝10:30までに初診受付へ行かなくてはならない。
久々午前中に家を出て病院へ向かう。

初診だからかなり待つかな?と思いきや
それほどでもなく名前を呼ばれる。

最初は技師さんかな?若い女性の人の問診。
外科に通ってること、薬のことなどを伝える。
丁寧に聞いてくれて好感がもてる!
お。この歯科は「当たり」かもしれないと思い始める(笑)

ほどなく先生が登場〜(以下S先生)
人当たりのよい、やわらかい口調で、ちょっとユーモアもあり
なかなかいいぞ〜、やっぱり「当たり」だ、と思う(爆)

おそらく親知らずの手前の歯が痛んでるとのこと。
その歯に埋まってる古い詰め物をはずして薬を詰めるという。
しっかり麻酔をかけてもらうが、わりと効きにくいのかなぁ〜
しばらくはいじられると痛くて、何度もS先生が手を止める。
何度目かに完全に麻酔が効いたようで
その後はスムースに治療が進み、痛み止めを出してもらって終了。
(その後レントゲン室へ)

<S先生語録>
「いや〜。大変なとこに虫歯作っちゃったね〜」
「骨固そうだね〜親知らず抜くの大変かもね〜」
「あれ、前歯全然噛み合わないね(笑)あ、笑っちゃってごめんね〜」


午後からはいつもどおりの乳腺外科での診察と治療。
でも、予約時間までちょっと時間が空いてしまったので
いったん外へ出て所用を済ませたあと
お昼ごはんをコンビニで買って近くの公園(広場??)で食べる。
周りはOLさんやサラリーマンだらけ。
その昔ちょっとだけOLをしてた私。
最近お得意の懐古モードに入る・・・


診察は、まあ特に変わったこともないんだけど
本当に毎回腫瘍マーカーが上がったり下がったりの繰り返し。
今日は若干上がってた。
そのたびに薬を変えようか、どうしようか、と先生と話し合うけど
まあ今回ももうしばらく様子を見るということで・・(笑)

血圧は落ち着いたみたいでよかった〜
6月だけ異常に高かったんだけど?(笑)

それより、今日のゾラ注射。
今までで一番痛かったかも・・Y(>_<、)Y
これは絶対痕になるなぁ。

朝からだったので、点滴中はグッスリ〜
でも帰りに眼科へ寄ってコンタクトを購入したりしてたので
帰宅したらぐったり疲れてました。


来週は歯科が11:00〜だからと思ったら
胸部レントゲン撮らなきゃだから10:00には行かなくちゃ・・・(-_-;)


2007年7月17日   ハーセプチン24回目&胸部レントゲン(&歯科)
歯科受診、胸部レントゲン、診察、採血、ハーセプチン投与

今日はレントゲンを撮るので、10:00に病院へ。
レントゲンは時間予約ではないので待ち時間が結構ある。

今日の技師さん、女性だったけど、すごい細かいっていうか、神経質(?)な人だった。
いや、前回の人(今までの人)がアバウトなんだろうか・・・?

まず、検査着なんだけど
前回と同じキャミソール(っていうかタンクトップ?)を着てたんだけど
前回はそのまま撮影OKだったのに
今回は「あ〜ちょっと縫い目がありますんで、検査着に着替えてください」って。
縫い目〜??とか思ったけど、まあそこはおとなしく着替える。
で、いざ撮影となると、今度は
「髪の毛が映り込んじゃうかもしれないので、ゴムでしばってください」
そんなこと言われたことないぞ・・・
まあ確かに最近髪の毛伸びたけど・・・
とか思いながらも、ちゃちゃっと髪の毛を束ねる。
が。
「もうちょっと高い位置で結んでもらわないと。ちょっといいですか?」
ってガシッっと髪の毛つかまれて結ばれた。
ま、いいけど・・・


疑問を残したまま(笑)お次は歯科へ。
今日は先週の詰め物をはずして神経を抜く。
これから外科で治療だと伝えると
「麻酔が切れたら相当痛むかもしれないから」と先生が言うので
帰宅するまでにも飲めるように院内で痛み止めを出してもらった。

そのまま外科へ。
今回は腫瘍マーカーが下がってた(笑)
レントゲンについては特に変わりなし。。

その後点滴を始めた頃、徐々に歯の麻酔が切れて痛み始める。
でも、何も食べてないからなぁ〜
なんて薬を飲むのをためらっていたら
終わりごろに死にそうに痛くなってきた!!!
もう我慢できないので、すきっ腹だけど痛み止めを一つ飲む。

が!
全然効かない・・・
帰りの電車で七転八倒!
おおげさ・・・でもそのくらい痛いっ!!!!!

ふらふらになって帰宅して
続けて飲んでもいいものか、病院に確認の電話を入れて
お腹に軽く入れてからもう一錠飲む。

でもまだ痛い・・なかなか効かない・・・

そういえば。
前回もらったのと違う薬だな〜と思い
前回のロキソニンを飲む。(今回はポルタレン)

そっちが効いたのか、3錠目だから効いたのかわからないけど
とりあえず夜には痛みが治まる。

こんなに歯が痛かった経験が今までないので相当つらい。。
親知らず抜くの怖くなってきた・・・



2007年7月23日   ハーセプチン25回目(&歯科)
診察、採血、ハーセプチン投与、アロマシン処方、歯科受診

今日は先に外科、その後歯科なので、午後一番で病院へ。

毎回のことだけど、またマーカーが上がっており
全体としては上昇傾向にある。
CEAも上がってきてるし。

ってことで。
ホルモン剤を変更してみようという先生からの提案。
アリミデックスと同じアロマターゼ阻害薬のアロマシン。
劇的な変化はないだろうけど、
全体としてホルモン剤がよく効いてるようだから、とのこと。

だいたいが手術の時点でかなりリスキーな患者だったわりに
4年半の間再発転移がなかったのは
ホルモン剤が効いていた、という可能性がある。

それにしても
アリミデックスの効果が底を打ったってことなんだろうか・・・
今後も、生きていくためにこうやって治療法を模索していかなければならないんだなぁ・・

ま。アロマシンがどのくらい効果があるのか。
また副作用はどうなのか。

今後のお楽しみ!(?笑)


歯科の方は特に問題なし。
来週はお休みにして再来週の予約を入れた。
だって、歯が痛くてライブが楽しめなかったらいやだもん〜(笑)


2007年8月6日   ハーセプチン27回目&皮下注射&心エコー(&歯科)
診察、採血、ゾラデックス皮下注射、ハーセプチン投与、歯科受診、心エコー

腫瘍マーカーは毎回、本当に上がったり下がったりで・・
↑↑もなければ↓↓もない、という状況。
ってなわけで、今日は上がってた・・(-_-;)

それと今日のゾラデックス皮下注射がこれまた痛かった。
そして、夜になったら再び出血して下着にちょっと血がついていたのでびびった。
お腹が針の痕だらけになってきて見た目最悪だし
さらに腹の出方がハンパじゃない。
妊娠○ヶ月ですか?って感じ。。

そして、今日は心エコーの予約が入ってたんだけど
その前に時間があるので、その間に歯科受診。
もう痛みもなく治療は終盤へ、ということで
あと3回で型をとって入れて調整、という診療になるとのこと。
今治療してるのは親知らずの手前で
親知らずそのものをどうするかってことだけど
当初は抜こうかともおもっていたけど、
乳がんの治療を診ながらってことになるかな〜
まあと3回のうちに変化があればその時に考えよう〜

心エコーはちょっと待たされて疲れた。
それに本来痛みを感じる検査ではないと思うけど
手術痕やその周辺を押されるとやっぱり若干痛みを感じるんだよね。
あと健康な方の乳房は逆に張ってる感じで、そこを押されるとまた痛いし。

そんなこんなでたいした検査じゃないのに疲れました。。。



2007年8月27日   ハーセプチン30回目&胸部レントゲン(&歯科)
胸部レントゲン、診察、採血、ハーセプチン投与、歯科受診

今日は病院が空いていてサクサク進んだ。
レントゲンはいつも待ち時間が長いので
早めに行こうと11時には病院へ。
でもレントゲンの受付を済ませて待合に行くと人が全然いない・・・
なので、わりとすぐに番号を呼ばれて検査室へ。

前回、神経質なのか細かいのかわからない女性技師さんだったけど(笑)
今回はまた前々回の男性技師さんで
もちろん、髪の毛を結んでくれとも言われないし
普通のインナー(タンクトップ)で検査OK。
人によってこんなに違っていいのか?!
ちゃんと映ってるんならいいんだけどね〜・・

あまりに早く終わってしまったので診察まで2時間近くある。
けど、その後に歯医者もあるからご飯食べたくない。
こんな時に限って本も持ってない。。
ってことで、地下の売店で文庫本を買って待合で読んでいることに。

いい加減本の読みすぎで目が疲れたよ〜って頃に呼ばれて診察室へ。
先週50まで上がっていたマーカーは若干下がっていた。
レントゲンの結果も前回から悪くなってることはない、と。
(良くもなっていないけど)
10月にCTの予約入れてるからそれでまた詳しくわかるか。
もう長期展望で頑張るしかない!
てか、「長期」であってほしい!!

歯科の方は土台の型を入れるのに四苦八苦。
かなり奥でやりづらい位置にあるんだろうけど
口をずっと空けてるのがツライし(顎関節症気味だったこともある)
喉が渇く感じがして咳き込みそうになったり
舌をおさえつけられ過ぎるとげぇ〜ってなるんだよね〜・・・
でも。
来週でとりあえず歯医者は一段落。頑張れ、ぢぶん!



2007年9月3日   ハーセプチン31回目
診察、採血、ハーセプチン投与

ショック!
パーセプチン31回目にして、マーカーが始めた時とほぼ一緒の60まで上がってしまった。
CEAもどんどん上がってきてるし・・・
まあハーセプチンは継続するけれど、ホルモン治療をやめようってことに。
長かったホルモン剤ともお別れか〜
ちょっと嬉しかったりもする・・^^;

てか、ここんとこ関節の痛みがハンパないので
朝とか70過ぎのおばあちゃんのようにどこかにつかまらないと立ち上がれない(-_-;)
ホルモン剤が終わることでそれがなくなるなら嬉しい。

とはいえ、癌の方はちょっとずつ確実に進行形なんだなぁ・・・

今後の治療としては、まず経口抗がん剤「TS1」を飲んでみることに。
前に先生からゼローダの提案があったけど
仕事に支障があったらイヤだという私の意見でゼローダは回避。
TS1の副作用は下痢、口内炎(口内出血)が一番顕著だとか。
後はもちろん白血球の減少。
以前の術後治療では遊びすぎて白血球が超減少してしまったことがあったから気をつけよう(笑)
脱毛などはないようなので、まあ軽めの抗がん剤なんだと思う。
これが効かないようだと、いよいよタキソテール。
その時は前に買ったカツラが大活躍の予定!(笑)

さて、来週まで心を落ち着けて今後の予定をたてて
来週からTS1治療の始まり始まり〜

(闘病記8へと続く・・・)





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